食用いける!?東京でザリガニ料理を喰らう

「麻辣大学」のザリガニ料理

東京・上野の中華でザリガニ料理にチャレンジ。“食べて減らそう”の前に美味しいか確認しなければ!中国ではザリガニ料理の一大ブームがあり都内でも提供する中華料理店が増えています。今回は、上野「麻辣大学」でザリガニの麻辣鍋で味や食べ方をチェックしてきました。

中華のザリガニ料理は麻辣味が基本!

東京でザリガニ料理を食べるなら、中華料理店に行くのが手っ取り早いでしょう。

中国では2010年代にザリガニ料理ブームがあり、現在の市場規模は6兆円と評価されています。そのため、中国人客が多いお店では、メニューにザリガニ料理を加えているのです。上野〜御徒町の中華料理店でも、ザリガニ料理を扱っている店が複数あります。

中国のザリガニ料理は、麻辣味が基本。スポーツ観戦の間、殻をむきながらピリ辛でビールが進む!という仕組みです。

上野「麻辣大学」のザリガニ料理

麻辣大学は都内に数店舗展開する四川料理店。上野不忍池脇のビルに入っています。コース名は「見学コース」「入試コース」「体験コース」「推薦コース」となっているので「麻辣大学を見学してきました!」と言える。

両手で抱えるサイズの「巨大胡麻団子」とか、インスタ映えメニューも用意されていますが、それには目もくれずザリガニメニューをチェック。最近のお店らしく、タブレットやスマホから注文する仕組みです。

まず驚かされるのは、ザリガニ料理だけでも5-6種類あること。麻婆豆腐とか水煮魚とか、四川料理の代表メニューがある中でこれですから、存在感あります。

殻を剥く手間が減る尾だけの方が食べやすいですが、ここは見栄え重視で胸・ハサミ付きの「干鍋香辣小龍蝦 / ザリガニの麻辣風味」に行ってみましょう。

干鍋香辣小龍蝦 / ザリガニの麻辣鍋

それではザリガニ料理を食べていきます。立派なハサミがあるので見栄えはバッチリですね。

干鍋=スープが少ない鍋、香辣=スパイシー、小龍蝦=ザリガニなので、ザリガニの麻辣鍋といったところでしょうか。3,350円ですからメイン扱いのメニューです。量は2〜3人前。

「麻辣大学」のザリガニ料理
「麻辣大学」のザリガニ料理

ザリガニを食べるには、殻をむかなければなりません。そして、殻が硬い!エビとカニで言えば、カニの硬さです。

ザリガニの殻をむく

ザリガニは10cm近くありますが、可食部は尾の部分だけで身は3-4cm程度と小さい。むむむむ。

スポーツ観戦等で数時間かけて食べるならともかく、毎日の食卓にあげるには面倒すぎます。

結論:養殖エビの優秀さを再確認!ザリガニは殻が硬く食べるのが面倒な割には身が小さい。

ザリガニ料理
ザリガニの可食部は小さい

水煮魚 / 白身魚の唐辛子煮込み

四川料理の「水煮魚」は、白身魚の切り身を唐辛子と花椒で煮込んだ料理。激辛に見えますが、白身魚だけ食べるので、安心してください。油に唐辛子や花椒の香りを移してそれで食べるんですね。見栄えと味を両立できる一品です。

お店によっては、グツグツしている所を撮影した後、店員さんが唐辛子や花椒を取り除いてくれる所もあります。

水煮魚 / 白身魚の唐辛子煮込み
水煮魚 / 白身魚の唐辛子煮込み

蒸し鶏の四川ソース掛け/よだれ鶏

メインディッシュの前に前菜として。1,280円だと高いのか量が多いのか、事前にわからないのが悩ましい物ですが、これは量が多い方でした。3-4人前でしょう。ピリ辛でビールが進む味です。

蒸し鶏の四川ソース掛け/よだれ鶏
蒸し鶏の四川ソース掛け/よだれ鶏

東京でザリガニ料理を食べられるお店はどこ?

アメリカザリガニは、2023年から特定外来生物として規制される予定。アメリカザリガニが侵入すると、在来種の種数・個体数とも激減することが知られていて、希少種生息地を壊滅させた事例も出ています。アメリカザリガニはいる所には沢山いますが、未侵入の地域も残されていて、法規制はそれらの地域の防衛に役立つと期待されています。

アメリカザリガニ規制の話になると「食べて減らそう!」という反応がお約束です。しかし、ザリガニを食べた経験がある人はごく少数でしょう。私もありませんでした。スーパーや魚屋に並んでいるような食材でもありません。

北欧のザリガニ料理

ヨーロッパでは「ヨーロッパザリガニ」という在来種を食用にしています。環境破壊で減少した資源を補うため導入されたウチダザリガニが「ヨーロッパペスト」という病気を持ち込み、さらに減少する羽目に陥っています。北欧のザリガニパーティは、ザリガニ漁の解禁を祝うイベントでもあるわけですね。

現実的には、食材としてウチダザリガニが使われることが多いようです。日本でもIKEAが期間限定イベントでザリガニパーティを実施していますが、2021年から実施されておらず、また食材もアメリカザリガニが使われています。

中国のザリガニ市場は6兆円規模!

中国では2010年代にザリガニ料理のブームがあり、現在は6兆円規模の市場と一大産業に成長しています。

1929年に日本から移入されたアメリカザリガニは、中国で「小龍蝦(ミニロブスターの意味)」と呼ばれます。その後、2015年頃からブームとなり、2016年にはザリガニ料理を出すお店の数が1万店とKFC5000店やマクドナルド2000店など中国でもメジャーなチェーン店の数を超えたことが話題となりました。

ザリガニ養殖の話が最近出るのは、現地人向け中華に出荷しようとする狙いです。コロナや特定外来生物規制で立ち消えになったものが多いのではないでしょうか。

なお、アメリカザリガニの侵入によって、現地の生態系も大きな被害を受けていると思われますが、今の所日本語で読める報告がありません。

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